宮城仙台の弁護士にご相談を  「青葉法律事務所」WEBLOG

ベテランから若手まで弁護士5人で頑張っています。一番町の弁護士事務所 「青葉法律事務所」のブログです。法律相談ご予約は022-223-5590までお気軽にお電話下さい。【仙台 弁護士 相談】

20130729231116

条文で読む民法改正1(2)人の生命又は身体の侵害による損害賠償請求の消滅時効

f:id:aoba-law:20170822114711j:plain

改正民法167条
 人の生命又は身体の侵害による損害賠償請求権の消滅時効についての前条第1項2号の規定については、同号中「10年間」とあるのは「20年間」とする。


 ※改正民法166条第1項
  債権は次に掲げる場合には、時効によって消滅する。
 1 債権者が権利を行使することができることを知った時から
   5年間行使しないとき。
 2 権利を行使することができる時から10年間行使しないとき。

改正民法724条
 不法行為による損害賠償の請求権は、次に掲げる場合には、時効によって消滅する。
 1 被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を
   知った時から3年間行使しないとき。

 2 不法行為の時から20年間行使しないとき。


改正民法724条の2
 人の生命又は身体を害する不法行為による損害賠償請求権の消滅時効についての前条第1号の規定の適用については、同号中「3年間」とあるのは、「5年間」とする。

 上記のとおり、改正民法では、生命・身体への侵害による損害賠償請求の消滅時効期間は<債権者が権利を行使することができることを知った時から5年間行使しないとき。>又は<権利を行使することができる時から20年間(注:原則は10年)行使しないとき。>とされています。

 同じく改正民法での不法行為による生命・身体への損害賠償請求(交通事故など)の消滅時効期間は、<被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から5年間(注:原則は3年間)行使しないとき。>又は<不法行為の時から20年間>です。

 赤字部分について原則的な消滅時効期間より延長されています。

 これは生命・身体は重要な法益なので、消滅時効期間を通常の場合よりも長くして、その保護を図ったものです。


 なお、上記改正ですが、平成29年8月22日執筆時点では、施行されていませんのでご注意下さい。

仙台 青葉法律事務所の弁護士にご相談下さい

 この記事に限らずですが本記事やご自身のみで判断されず弁護士にご相談下さい。青葉法律事務所の法律相談ご予約番号は022-223-5590となります。所属弁護士のプロフィールや弁護士費用一覧など詳細は青葉法律事務所HPを御覧ください。民法改正解説のセミナーも受け付けております。

(相続に関する本記事は仙台 弁護士 青葉法律事務所弁護士「浅沼賢広」が書きました。) 執筆当時の法律状況を前提としています。