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宮城仙台の弁護士にご相談を  「青葉法律事務所」WEBLOG

ベテランから若手まで弁護士5人で頑張っています。一番町の弁護士事務所 「青葉法律事務所」のブログです。法律相談ご予約は022-223-5590までお気軽にお電話下さい。【仙台 弁護士 相談】

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【裁判例の紹介】キャリーバッグが原因の事故で損害賠償が認められた裁判例(不法行為)

交通事故

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(キャリーバッグは便利ですが・・・)※写真はイメージです

 重い荷物を運ぶのにとても便利なキャリーバッグ。ですが、注意して使用しないと事故になり重い賠償義務を負うこともあります。キャリーバッグが原因の事故で損害賠償が認められた判例がありましたので、紹介致します。

事案の概要

 Xさんは駅構内を歩行中、転倒し、骨折等の傷害を負いました。原告Xさんは、転倒したのは被告Yさんが後ろ手で曳いていたキャリーバッグにぶつかったからであると主張してYさんに損害賠償を請求しました(Yさんはぶつかったこと自体否定)。

裁判所の判断

 裁判所は事故当時の状況等から、裁判所はキャリーバッグがぶつかったものと認定しました。そして、「本件事故の原因は、歩行中の原告と被告がすれ違った際に被告の曳いていた本件キャリーバッグが原告の足に当たり、原告が本件キャリーバッグに躓いて生じたものであると認められる。そして、歩行者が、駅構内のような人通りの多い場所でキャリーバッグを使用する場合には、曳いているキャリーバッグが他の歩行者の通行を妨げたり、それに躓いて転倒させることがないよう注意すべき義務を負うと解されるところ、被告は上記注意義務に違反して歩行中に曳いていた本件キャリーバッグを対面歩行中であった原告の足に衝突させ、それに躓いた原告を転倒させて本件事故を生じさせたものであるから、同事故によって生じた原告の損害について不法行為責任を負うべきである」と判示しました(平成27年4月24日東京地裁判決・判例時報2267号63頁)。

 人通りの多い場所でキャリーバッグを使用する場合の注意義務について具体的に示しているところが注目されます。

 そして、裁判所は、諸々調整のうえ、100万程度の賠償を被告Yに命じました。特に後遺症が無かった事案のようですので最終的には100万程度の賠償額となったようですが、後遺症が残った場合は賠償額が跳ね上がるのが通常です。

キャリーバッグは便利ですが注意しましょう

 このように便利ですが衝突事故のもとにもなりかねないキャリーバッグ。注意して使用したいものです。少なくとも人通りの多い場所では後ろ手に曳いて使うのは避けるべきでしょう。

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※当記事は青葉法律事務所弁護士 浅沼賢広が執筆しました。執筆当時の条文、法律状況を前提としています。当記事のみで判断されず必ず弁護士にご相談ください。
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